コマンドボタンによるマクロコマンド挿入

マクロコマンドは大変重要な機能ですが、コマンドを覚えたり、現場でマニュアルを参照したりすることは大変です。
マクロコマンド挿入機能を利用することで、簡単にマクロコマンドを追加することができます。
マクロコマンド挿入は、スタンプ、ヘッダ、フッタや初期設定のコマンド入力を行う場面の、テキストボックス入力下にある「コマンド」ボタンを押すことで、マクロコマンド挿入画面が表示できます。
マクロコマンド挿入画面には入力途中の文字列が表示されます。
コマンドを挿入したい位置を最初にタッチ(クリック)すると、直接のキー入力や、コマンドボタンを押すことでコマンドを挿入することができます。

 背景がグレーの帯にあるボタンで最初にマクロ機能を選択し、グレーの帯の下のコマンドボタンでマクロコマンドを入力します。

 編集が終了したら「登録」ボタンで編集結果を反映します。
編集を取りやめる場合、「戻る」ボタンで挿入画面を終了します。

マクロコマンド挿入 - 日時

ボタン名 挿入コマンド 機能
年月日 $DD 年月日を入れて日付を印字 2012年08月01日
月日 $DM 月日を入れて日付を印字 08月01日
時分秒 $DT 時分秒を入れて時刻を印字 12時34分56秒
時分 $DN 時分を入れて時刻を印字 12時34分
$Dy 西暦年の下2桁を印字 12
平成 $Dg 平成元号年の下2桁を印字 24
$Dm 月の下2桁を印字 08
$Dd 日の下2桁を印字 01
Week $Dw 英文字曜日を印字 Wed
$DW 曜日を印字
24時 $Dh 時(24時制)の下2桁を印字 12
12時 $Da 時(12時制)を印字(1桁 or 2桁) 0
PM $Dp AM, PMを印字 PM
$Dn 分の下2桁を印字 34
$Ds 秒の下2桁を印字 56

マクロコマンド挿入 - 修飾

ボタン名 挿入コマンド 機能
左揃 $AL 左揃え
中揃 $AC 中央揃え
右揃 $AR 右揃え
倍角 $AW 倍角
倍角終 $Aw 倍角解除
強調 $AE 強調印字
強調終 $Ae 強調印字解除
全解除 $AX 標準設定: 左揃え, 倍角解除, 強調印字解除

マクロコマンド挿入 - 文字

ボタン名 挿入コマンド 機能
改行 $Ar 改行 Cr(キャリッジリターン), Lf(ラインフィード)
$ $Ad $文字を出力 ($24)
HEX $ 16進数コードデータ用 先頭$に続く数値はキー入力
入力内容印刷 $HK 単票印刷画面でキー入力された入力文字列を反映

マクロコマンド挿入 - ハード

ボタン名 挿入
コマンド
機能
プリンタ
初期化
$HI プリンタ初期化コマンドの発行
1枚目 $QF 条件出力文字列を印字
シート1枚目: 空白
シート1枚目以外:[控]
ドロワ $HD プリンタDKDコネクタ接続のドロワオープンコマンド発行
データ $K* データブロックを指定し挿入する。
$Kに続き、データブロック番号a..zを指定する。
カット
スタンプ
$HS プリンタ用紙カットとスタンプ印刷
(用紙カット チェックボックス条件の反映)
強制
カット
$HC プリンタ用紙カットとスタンプ印刷(強制実行)

マクロコマンド挿入 - バーコード
バーコードを印字する場合、バーコードの高さや線幅などの条件を指定したのち、バーコード種別、スタートコード、バーコードの元となる数字や英記号、ストップコード、ターミネートの順に指定します。

JANコードにはスタート、ストップコードはありませんが、数字の最後の桁は必ずチェックデジットとなるため、正しいチェックデジット値を指定する必要があります。

Code39のスタート、ストップコードとして*を用います。(自動的に挿入されます。)
例 *12345*

CODABARのスタート、ストップコードには、ユーザーによりA~Dをそれぞれ指定します。
例 A12345B

バーコードの指定にはプリンタ機種依存性がありますので、プリンタによっては上記と異なる指定の場合があります。ご使用のプリンタのマニュアルを参照ください。

ボタン名 挿入コマンド 機能
低1~高6 $B1~$B6 バーコード高さ指定 1(低い)~6(高い)
狭1~広3 $B7~$B9 バーコード   細線幅指定 1:2dot, 2:3dot, 3:4dot
HRI有 $BH HRI (バーコード可読文字)あり
HRI無 $Bh HRI (バーコード可読文字)なし
Jan13 $BA JAN13 / EAN13
Jan8 $BE JAN8 / EAN8
Code39 $BC Code39
Codabar $BN CODABAR / NW7
コード終端 $BT バーコード種別直後から開始されるバーコードデータ文字列の終了を示すコード

マクロコマンド挿入 - カウンタ

カウンタはスマサバ・プリンタ内部で用いる数値を数値文字列として印刷を行うものです。
カウンタには以下の種類があります。
カウンタは書式として桁数や全角半角を指定して印刷できます。

 

ボタン名 挿入コマンド 機能
連番 $n 生成連番カウンタ
連番印刷指定画面の開始・終了などから生成される数値
ユーザ $t ユーザー設定カウンタ
ハードウェア設定で初期化するカウンタ。
ユーザカウントが使用(印刷)されるごとにカウントアップします。(2か所で用いた場合、2回カウントアップします。)
印刷 $s 印刷カウンタ(内部連番)
MicroSmaSvr内部で持つ印刷ページカウンタ。
印刷ページごとにユニークな値を持つカウンタ。リセットできません。
数単 $v 数字単票印刷画面のテンキーから入力された数値
ページ $p 印刷毎のページ番号カウンタ
シート $x 印刷毎のシート番号カウンタ
コピー $g 印刷毎の印刷繰返しカウンタ

*Mssp Ver1.2以前では、カウンタ出力ソース指定子(上記)に大文字を使用しました。

ボタン名 挿入コマンド 機能

ゼロサプレス B カウンタ値
数値のまま出力します。数値桁数により文字数が変化します。
, C 3桁毎にカウンタ値をカンマ区切りで表示
ゼロサプレス状態で3桁毎の数値区切りを行います。
1~9 1~9 N桁の固定桁数表示 先行0パディング
バーコードのデータ指定などに用います。
印刷される数値が指定桁数を超える場合、上位桁が切り捨てられます。
印刷される数値が指定桁数に満たない場合、上位桁に0が付加され指定桁数として印刷します。

ゼロサプレス Z カウンタ値を全角変換して表示
1~9 a~i N桁の固定桁数を全角変換して表示
先行0パディング
a=1桁、i=9桁

※ 全角を指定すると、数値を全角化し、大きく表示します。