印刷する券について

印刷ブロック

 スマサバ・プリントでは、レシートプリンタを用いて様々な券の発行を行います。
基本的なレイアウトブロックを把握することで、印字指定が簡単に行えます。

印刷用紙の構成

 印刷する1枚の券には、以下のような4つのブロックで構成されます。

スマサバ・プリントでは各ブロックごとに印刷内容を指定します。
各々のブロックは、印刷する書式が基本書式としてあらかじめ設定されています。

例えばスタンプブロックは倍角中央合わせ、ヘッダブロックは左寄せなどの書式で印字されます。
印刷書式は各ブロックで指定されない場合、上記基本書式が用いられます。
また、基本書式自体、設定画面の「印刷基本書式設定」で書式を変更することができます。

印刷の各ブロック

スタンプブロック

スタンプブロックは特殊な印刷ブロックです。

レシート用紙をカットした際、カットされた用紙の先頭にすこし余白が発生します。

すべてのレシートプリンタでは、印刷位置とカット位置が離れているため、カットを行う際にレシートをカッターまで送るレシートプリンタの構造上により発生します。

スタンプブロックの印刷位置は、紙片の先頭に印刷されますが、実際の印刷タイミング(順序)としては、(次の用紙のスタンプとして)最後に印刷されます。

したがって、今の用紙に使用されるスタンプブロックは前回に印刷されたものです。

 

更に詳しくは、本ページ下の「用紙カットとスタンプについて」をご参照ください。

 

スマサバ・プリントのスタンプブロックは、プリンタのロゴ機能を用いずに、ソフトウェアで作成していますので、毎回の用途ごとにスタンプ部の内容を変更することができます。

※スタンプはカッター余白を利用して印刷されるため、スタンプ行のプリンタ機種による高さ制限があります。

 

 

ヘッダブロック

主印刷に先行して印刷されるブロック。
スタンプはすでに印刷されていますので、ヘッダが実際の印刷開始部分となります。
改行指定を行うことで、複数行の印字が可能です。

 

主印刷ブロック

主たる印刷である連番数値、テキストを印刷します。
連番券以外の用途には、連番指定の番号増分に0を指定すると、主印刷に連番数値を印刷しないことができます。

主印刷テキストは文字として印字されます。連番数値に単位を加えるなどで利用するほか、中央部に文字列やバーコードを印刷する場合などに利用できます。
書式は数値書式を引き継ぎます。連番と異なる書式を設定する場合新たに書式を指定してください。

 

フッタブロック

主印刷の後ろから用紙の終端までに印刷されるブロックです。

改行指定を行うことで、複数行の印字が可能です。

 

スタンプの自動再印刷機能

印刷作業中にスタンプ印刷内容が変更された場合、スタンプの自動再印刷機能が実行されます。
すでに印字されているスタンプ部分が古い場合、新たなスタンプが印刷され、破棄(カット)することができます。
スマサバ・プリントでは用紙交換を検出できないため、用紙交換後は、一度印刷を行うか、用紙カット機能によりスタンプを再度印刷してください。

用紙カットとスタンプについて

すべてのレシートプリンタの機構は、文字を印刷する印字ヘッドの上に用紙カッターがあります。
ヘッドとカッターは異なるユニットで動作するために、離れて配置されています。
印字直後にそのまま用紙カットを行うと、カッターは印字ヘッドよりも上にあるために、印字した用紙が途中で切られてしまいます。

 印字した位置の下で用紙をカットするためには紙送りを行ない、カッターを通過するま印字最終位置を送り、その後にカットを行います。
しかし、この後に続けて印字を行うと、すでに紙送りが行なわれている部分については印字ができず、用紙の先頭に何行分かの空白行ができてしまいます。

カット時の紙送りで発生する空白部分の無駄を少なくするために、紙を送る際に次の用紙のスタンプとして印刷を行うことで、余白となる部分を無駄なく利用します。

※余白範囲を超えてスタンプを印字した場合、はみ出した途中部分でカットされます。
用紙の先頭部の空白が開いてもよい場合、特にスタンプを用いなくとも印字は可能です。

※プリンタハードウェアの仕様により、ヘッドとカッターの位置は異なります。
※紙送りとカットは印刷基本書式設定のスタンプ設定により変更できますが、カットの際の紙送り量を小さくすると、巻き込み・紙詰まりの原因となりますので、特にご注意ください。

基本書式設定を設定することで、ご使用になるプリンタのカッターと印刷位置の調整が行えます。