印刷基本書式設定
印刷基本書式設定は、印刷の開始・終了および各印刷ブロックの印刷前後に書式コマンドを発行するための設定です。 ここでの設定により、各ブロックの基本書式や印字内容を設定できます。
コマンドは最大240バイト
印刷前処理
印刷開始時に1回呼び出されます。
プリンタや接続する機器の初期化を行います。
スタンプ前・後処理
スタンプ印字の前後に発行するコマンドです。
用紙カットはここで行われます。
巻き込みや紙詰まりを防ぐ為に、スタンプ印刷のカットと用紙送りはプリンタの性能に合わせる必要があります。
ヘッダ前・後処理
ヘッダ印刷の前後に発行するコマンドです。
印字停止した状態から最初に印字されるブロックとなります。
主印刷処理1・2
連番数字を印刷するコマンド設定です。
長いコマンドに対応できるように、主印刷処理は2つ設定することができます。
連番など数字印字以外を指定することもできます。
フッタ前・後処理
フッタ印刷の前後に発行するコマンドです。
フッタブロックの最後で、次に来るスタンプブロックとの間のカット空間を作成します。
印刷後処理
印刷終了時に発行するコマンドです。
他の印刷に影響が出ないように、標準印字状態に戻します。
預かり票などを発行する場合、1枚目を正本、2枚目以降を副本とすることがあります。
条件文字列マクロ$QFを用いることで、連番指定の枚数/番号に合わせた文字列の印刷ができます。
印刷文字列は設定の条件出力文字列設定で指定します。
シート1枚目とシート1枚目以外で異なる文字列が指定できます。
控えや複製、正・副など表示できます。
日時や条件文字列などは、印字に合わせて印字する内容が動的に変化します。
スタンプブロックは前回印刷時にあらかじめ印刷が終わっていますので、変化する文字列を含めると最初の(前回最後に印字された)印字では正しく印字できない場合があります。
スタンプには、動的に変化するマクロコマンドは含めないでください。
ハードウェア初期設定
ハードウェアの初期設定を行います。
電源投入時、プッシュスイッチにより基本IPアドレスの設定を変更することができます。
本設定では自由なIPアドレスを設定することができます。
基本IP設定
本装置の実行IPアドレスを設定します。
IPアドレスとサブネットを指定します。
設定途中でIPを変更すると接続が切断されますので、本設定は次回の電源起動後から有効になります。
初期設定用ボタン選択IPアドレス
電源投入時のIPアドレス選択において、プッシュボタンを7回押した際に選択されるアドレスを設定します。
3~6回は固定されているため変更できません。
シリアルポートボーレート
シリアルポートに接続する機器のボーレートを設定します。
ボーレート以外のパラメータは変更できません。
8Bit、Parityなし、ハードウェアハンドシェーク
プリンタ種別
接続するプリンタの種別を設定します。
印刷カウント(ハードカウンタ)
1枚印刷するごとに更新される、内部印刷カウンタの値を表示します。
このカウンタはリセットできません。
印刷カウントは印刷シリアル番号としてマクロコマンドから印刷に使用することができます。
カウンタ
ユーザーカウンタとして利用できます。
マクロコマンドでカウンタを表示するごとにカウントアップされます。
この設定画面の「カウントリセット」ボタンにより、カウント値を初期値にリセットできます。設定は、「設定実行」ボタンを押すことで内部不揮発性メモリ「EEPROM」に記録されます。